自然とともに歩む、持続可能な未来へ

世代を超えて受け継がれる、丁寧な栽培
マカダミアの原産国であるオーストラリアは、高品質な食品を安定的に生産する国として国際的に高く評価されています。オーストラリアのマカダミア産業は、世界最初のマカダミアの木が約6,000万年前に進化したこの肥沃な土地で、50年以上にわたって発展してきました。この産業では、持続可能性と生産性は両立するという考えのもと、農場での革新的な取り組み、生物多様性の向上、生物学的防除の開発が推進されています。
世界最高のマカダミアを、できるだけ環境に配慮して生産する責任は、代々続く家族農家から新規参入の栽培者まで、業界に関わるすべての人が共有しています。生産者や加工業者は、エネルギーや資源へのプレッシャーが高まるなか、再生可能エネルギーの活用や、マカダミアの殻を燃料として再利用する循環型アプローチなど、効率化と革新に取り組んでいます。こうした取り組みにより外部エネルギーへの依存を減らし、廃棄物の発生を抑える循環システムを確立しています。

研究主導の未来志向型農業
オーストラリアのマカダミア生産者は、マカダミアの木が本来持つ持続可能性を科学的に解明し、それをもとに農場での持続可能な取り組みを進めています。農場レベルの研究開発において世界をリードしており、30年以上の研究投資により、環境負荷を最小限にしながら高品質なマカダミアを安定供給するための実践的なソリューションが数多く生まれています。
産業全体としては、課徴金と外部研究機関への投資を含め、年間500万豪ドル以上を研究開発に投じています。近年では、生産者自らが農場で試験を行い、新しい手法を積極的に導入するケースも増えており、これらの投資は生産性向上と環境保全の両立に寄与しています。

変化する世界への持続可能な原材料
世界の食品・飲料業界は、気候変動、資源制約、透明性や説明責任に対する期待の高まりを背景に、大きな変革期を迎えています。
持続可能性は、もはや原材料開発の中心的なテーマとなっており、再生型農業、循環型生産モデル、新技術の進歩によって、原材料の調達・製造のあり方が書き換えられています。こうした動きは業界の新たな基準を形づくり、食品が「人」と「地球」の両方を豊かにする未来へと導いています。1
オーストラリア産マカダミアは、豊かな風味、栄養価、そして強いサステナビリティ証明の組み合わせにより、メーカーにとって魅力的な原材料です。水資源の効率利用、炭素吸収、循環型資源利用、生物学的病害虫管理などに関する研究成果が、マカダミアが新しい原材料ニーズに合致していることを示しています。
1 Mintel, The Future of Ingredients 2025, February 2025