生物多様性+バイオコントロール

自然との共生

オーストラリア・マカダミア産業は、持続可能性と生産性の両立を目指し、農場での革新的な考え方、生物多様性の拡大、効果的な生物学的防除の開発を推進しています。

生物多様性の促進

生産者は、最高品質のナッツを生産するために、可能な限り自然を利用しています。害虫を抑制する手法は、オーストラリアの主要な栽培地域全体で広範囲に実施されています。この方法は、果樹園内の生物多様性を高め、自然環境のバランスを取り、有害な害虫を抑制する益虫が繁殖できるようにすることに主眼が置かれています。 

マカダミアの木の周りに多様な種を植え、木の列の間に草、豆、アブラナなどのさまざまな植物を積極的に蒔き、自然の受粉を促すために、花も咲かせることでこれを実現します。1.

コンポストは、農場で有機物をリサイクルする方法であり、土壌の生物学的性質を養い、その結果、害虫や病気の問題が少なく、より健康な樹木を育てることができます。 

自然受粉を促すための木の列の間の様子

生物学的防除の最前線

オーストラリア・マカダミア産業は、生物学的防除によって害虫や病気と闘ってきた長い歴史があります。生産者は長年にわたり、タマゴヤドリコバチを実に穴をあける虫との闘いにおける自然の道具として利用、またフクロウは化学薬品を使わずにマカダミアをネズミから守る手段となっています。 

マカダミア農園に設置されネズミの駆除を助けるフクロウの巣箱

ミツバチの数が世界的に脅威にさらされている中、オーストラリアのマカダミア農家はオーストラリア原産のミツバチを使って農作物の受粉を行っています。 

業界では、持続可能で生態系に配慮した農業のための継続的な研究に投資しており、生物学的害虫駆除の多くのエキサイティングな開発の最前線にいます。天然の害虫駆除剤として昆虫病原性菌類の試験がまもなく終了する予定です²。

再生農業の様子をご覧ください。


¹アビゲイル・マキム博士、クリストファー・カー博士、「ピカデリーパーク」-マカダミアインターロープロジェクト成果、2020年4月号
²Kim Khuy、南クイーンズランド大学、NSW第一次産業省、QLD農業・水産省との共同研究

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