2024年 オーストラリア産マカダミア収穫の見通しは良好

2024年のオーストラリア産マカダミアの収穫量は、56,000トン(水含量3.5%殻付/水含量10%殻付は60,000トン)に達すると予測されます。 

これは予想を下回る収穫量とファームゲート価格の軟化による影響を受けた昨年の収穫量48,400トン(水含量3.5%殻付/水含量10%殻付51,900トン)より16%増となります。

オーストラリア・マカダミア協会のクレア・ハミルトン=ベイト最高経営責任者(CEO)は、「2024年は、開花期の状態が良く、産地全体の生産者の心持も良好で、より良いシーズンになりそうです。最近の降雨量の影響で、収穫開始が少し厳しくなる地域もありますが、生育条件が良いので、カーネルの回収率が向上することが期待されており、これは非常に心強いです」。

ハミルトン=ベイト氏によれば、2023年の収穫量とカーネル生産量が少なかったため、2024年に向けてカーネル在庫がより正常なレベルに戻ったという報告も喜ばしいことです。

オーストラリアのマカダミア産業は、通常、クイーンズランド州農業漁業省が開発した科学的モデルに基づいて、その年の初期予測を行っており、2024年においては、気候に基づく予測では、水含量10%で63,350トンの予測を示しています。

ミルトン=ベイト氏によれば、公式の予測は、この気候に基づくモデリングと、価格が低迷した時期の過去の作柄を検証することにより決まります。

「過去の価格低迷期のデータは、農園での生産性の回復が遅いことを示しています。これは、剪定や垣根仕立てなどの農園管理の徹底に加え、作物投入量の減少によるものです。 ここ2シーズンは、投入コストが高騰し、生産者にとって非常に厳しい状況でした。このことを考慮すると、今シーズンの実際の収穫量は、気候に基づくモデリングで予測された量を下回る可能性が高いと考えています」と彼女は言います。

シーズン半ばの収穫予測は、2024年5月から6月にかけて行われる予定です。

*「マカダミア収穫予測」プロジェクトは、マカダミア産業賦課金とオーストラリア政府からの資金を使用し、Hort Innovation社が資金を提供しています。

詳しい情報については:
オーストラリア・マカダミア協会 ジャパン・トレード・レプレゼンタティブ 望月英子

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