日本を代表する食品メーカーである(株)明治は、人気商品である高カカオチョコレートの「チョコレート効果」シリーズからオイルローストで甘みと旨みを引き出したマカダミアナッツと組み合わせた「チョコレート効果カカオ72%コク深マカダミア」を発表しました。2月に発売されたこの「チョコレート効果 カカオ72%コク深マカダミア」は、1箱9粒入り、健康志向が高まっている消費者にアピールしています。
「チョコレート効果」 健康価値を高める
明治は、スーパーフードとしてのカカオの魅力を伝えるため、「チョコレート効果」シリーズはカカオポリフェノールを多く含んでいることを紹介してきました。
明治の担当者は、「近年、消費者のナッツの健康的な価値の認識が高まり、消費者はナッツをヘルシーな間食としてとらえています。また、マカダミアにはオレイン酸、パルミトレイン酸、食物繊維が含まれており、高カカオチョコレートとマカダミアの両方の良さを兼ね備えた健康的な商品として訴求することができます」。
魅力的なのは、マカダミアの健康的価値だけではありません。マカダミアナッツの味と食感は、高ポリフェノールのダークチョコレートの苦味を引き立てています。「マカダミアナッツの本来の旨みとコクが、高カカオチョコレートの苦味をよりマイルドにしてくれます。そのため、通常のチョコレート効果では少し苦いと感じる消費者にも美味しく召し上がっていただける味に仕上がっています。」と担当者は語ります。
新たな消費者の視点 - 健康と小さな喜び
明治は新型コロナウイルス感染拡大以降の健康志向の高まりによる消費者のニーズを注視しています。独自で行われた調査結果では、新型コロナウイルス感染拡大前と比較して健康志向が高まったと回答した消費者が大きく増えていたためです。
「当社の調査結果ではコロナ前と比較して6割の方が、健康意識が高まったと回答しています。今後は、間食においてもおいしさに加え、いかに健康的価値を付加できるかということに注視したいと考えています。」と担当者は語ります。
明治は以前から、健康志向の高い日本の消費者の間で、同社のチョコレートが健康的な選択肢のひとつであることを伝え続けてきました。「日本人のチョコレート消費者のなかで、食べすぎないように制限している方が70%、そして制限要因の約80%はチョコレートは、砂糖がたっぷりで糖分をとりすぎてしまうから、と言われます。しかし、チョコレートの主原料であるカカオは、カカオポリフェノールや食物繊維を多く含むスーパーフードなのです。」
「チョコレート効果 カカオ72% コク旨マカダミア」の健康的価値を生かすため「チョコっとした喜び」であることを勧めています。「カカオポリフェノールは代謝がよいため、体内に留めておくことができません。よって、効果を持続させるため少しずつ食べることをお勧めします。チョコっとした楽しみ、ですね。」
最近、オーストラリア・マカダミア協会の実施した消費者調査¹によると、世界の消費者の約半数が、時折の大きな経験や節目よりも、日常生活の中の小さな瞬間を大切にしたほうが幸せを感じている、という結果が出ています。
確立されたブランドのイノベーション
企業により、すでに人気のあり確立されたブランドにはあまり手を付けたがらない場合が多いのですが、明治は、高カカオのダークチョコレートとマカダミアの組み合わせは成功するだろうと信じていました。「チョコレート効果」は1998年の発売以降、試行錯誤を繰り返し、品質改善をしながら、消費者に受け入れられる商品となりました。
“この商品が市場に根付くまでに15年程の歳月がかかりました。品質改善に努め、試行錯誤を繰り返し、豆のブレンドや加工方法を徹底的にこだわることで、カカオポリフェノールが豊富で、華やかなカカオの香りと程よい苦味を持つ、おいしい高カカオチョコレートを作ることができています。」と明治の担当者は語ります。
この新しいチョコレート効果のシリーズは「チョコレートの程よい苦味とマカダミアの香ばしさがマッチ」したおいしさが消費者には好評だといいます。
世界中の消費者が健康志向に赴くなか、マカダミアが活躍するのがみられるのは、とても喜ばしいことです。