ノーザン・リバーズのマカダミア生産地域の厳しい天候により、困難な数ヶ月が過ぎましたが、生産者は確実に回復し、見通しが明るくなってきました。
未曾有の大洪水は、この地域の家庭や企業に壊滅的な影響を与え、多くのマカダミア果樹園も被害を受け、生産者はインフラや機械を失い、収穫できるはずだったマカダミアも失いました。
しかし、オーストラリア・マカダミア協会のジョリオン・バーネットCEOによると、危機は緩和され、状況は改善されつつあると語っています。
「ニューサウスウェールズ州の産地の天候ももどり、ほとんどの果樹園で収穫が再開されたことは喜ばしいことです。
「クイーンズランド州南東部の洪水被害を受けた果樹園でも収穫が再開され、嬉しいことに収量は予想を上回っており、昨年と同様の結果が期待できそうです。」
オーストラリア最大の生産地であるバンダバーグは、非常に好調なシーズンであると語ります。
「バンダバーグはオーストラリアの作物の約46%を占め、今年始めは天候の影響を受けませんでした。シーズン初めの雨の後、良好なコンディションが続いており、収穫は順調に進んでいます。
オーストラリア産マカダミア収穫予測は、5月に水含量3.5%の殻付き49,340トン(水分10%の殻付き52,900トン)に修正され、2021年の収穫に比べて10%減少しました。バーネット氏は、収穫期の現段階で業界がどのように推移しているかを考慮すると、これはまだ現実的な予想であると述べています。
「これらの天候の厳しさと受けたダメージを考えると、オーストラリアのマかダミア生産者が果樹園に戻り、収穫を続けるために懸命に働いていることは、非常に大きな功績であると言えます。もしこれが実現すれば、2022年の総収穫量は、ノーザンリバーズで経験した混乱を考慮すれば、好ましい結果となるでしょう」。
また、カーネルの品質における当初の懸念は実際には見られず、これまでは不合格品が少なく、穀粒の回収率も予想以上に高く、心強いことであることを強調しました。
「オーストラリアの業界は軌道に乗り、世界中にプレミアムカーネルを出荷しています。今日の目の肥えた消費者の健康、味覚、多様性のニーズを満たす食品・飲料製品の開発をお考えなら、オーストラリア産マカダミアに投資する理由は十分にあります」。
オーストラリア産マカダミアの収穫量に関する更なる最新情報は、9月に発表される予定です。