オーストラリア・マカダミア生産者は、今年初旬のニューサウスウェールズ州および南東クイーンズランド州での記録的な大雨と洪水から回復、予想を上回る52,974トン殻付き、含水量3.5%(56,800トン殻付き、含水量10%)の収穫量を記録しました。
最も被害の大きかったニューサウスウェールズ州ノーザンリバーズでは、損失が少なく、予想以上の収量を記録しました。また、最大の生産地であるバンダバーグの新規植樹が、同地域の収穫量増加に大きく貢献しました。
オーストラリア・マカダミアのクレア・ハミルトン‐ベイトCEOは、2月下旬から4月上旬にかけてオーストラリアの東海岸に沿った激しい天候が、被災地での収穫を大幅に遅らせ、多くの生産者が果樹園に立ち入ることができませんでした、と語ります。
「収穫の遅れは、予測を非常に困難なものにました。」とハミルトン‐ベイトは述べています。
「洪水の後、4月に殻付き49,340トン@3.5%含水量(殻付き52,900トン@10%含水量)に当初の予測を下方修正しました」。
ハミルトン‐ベイトは、収穫の遅れが、ノーザンリバーズでの今季終盤の出荷が前年より多くなったことを表す、と語りました。
「この地域の生産者は、厳しい気象条件から回復するために、現在果樹園の修復と浸食対策に集中しています。
しかし、オーストラリア産収穫の約46%を占めるバンダバーグは、悪天候の影響を受けず、生産面で力強く推移しました。」
2022年産は、2021年産の51,500トン殻付き@3.5%含水量(55,200トン殻付き@10%含水量)より3%高い収穫量です。
2023年シーズンの準備は現在順調に進んでおり、収穫は2月に開始される予定です。
2022年産は、10月末までのオーストラリア・マカダミア取扱者協会(AMHA)の実際の工場受入量に基づいています。
AMHAは、オーストラリアのマカダミア作物の95%を占めています。