2020年 オーストラリア産マカダミア 予測を上回る収穫量

オーストラリアのマカダミア生産者は2020年、期待値を大幅に上回る46,900トン(殻付き(3.5%含水量、10%含水量では50,300 トン)を生産した、とオーストラリア・マカダミア協会(AMS)が本日発表いたしました。

収穫量は最初の予測よりも多くなっています。AMS のCEOジョリオン・バーネット氏によると、当初の予測は2019年の干ばつ(昨年はオーストラリアで観測史上最も暑く、乾燥した年)による潜在的な悪影響を考慮したものでした。

「全体的にオーストラリアのマカダミア農園は干ばつをうまく乗り越えたといえるでしょう。ナッツの品質は良好で、今年はホール・カーネルが多く生産されました。

マカダミアの木はここオーストラリア原産であり、今年のように変動の激しい気象条件でも自然な回復力があることが証明されました。」

バーネット氏によると、土壌の水分管理に欠かせない農園土壌管理への生産者による持続的な投資が、干ばつ時に樹木を維持するために役立っている、と語ります。

「最近行われた、マカダミア農園からの樹液計測データの科学的分析の結果、マカダミアの木は以前に推定されたよりも効率的かつ合理的に水を利用していることが明らかになりました。水分量が少ない時には樹の気孔をシャットダウンし、巧みに内部の水分を管理するシステムによるもので、特に干ばつなどの環境から回復力を強いものにしています。」

また、生産量の増加に貢献したのは、クラレンス・バレー(ニューサウスウエールズ州)およびバンダーバーグ(クイーンズランド州)地域に新たに植え付けられていた大多数のマカダミアの木が今季、実をつけたことです。

「価値の高い作物のため、オーストラリアの生産者達は最後の一粒までを確実に農園から集め、収穫期の最後まで量を増やすことができました。」

今季は全生産地域でとても好調となり、特にニューサウスウエールズ州のノーザンリバーではこの地域の成木園が好調だったことも一因となり、予想を上回る結果となりました。

2020年の収穫量は11月末までのオーストラリア・マカダミア・ハンドラーズ協会(AMHA)への工場出荷実績に基づいています。

AMHA はオーストラリア産マカダミアの約90%以上を占めています。

詳細・お問い合わせ:  
オーストラリア・マカダミア協会

ジャパン・トレード・レプレゼンタティブ 望月英子

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