オーストラリア産マカダミア生産量は、記録的な豊作となる49,300トン(殻付き 水分含有量 3.5%、10%では52,900トン)に達した、とオーストラリア・マカダミア協会は発表しました。
前回の収穫予測であった47,500トン(殻付き 水分含有量3.5%、10%では51,000トン)より も3%増加の収穫量にて、今年度のシーズンを終了しました。
当協会のCEOジョイロン・バーネットによると、収穫期間はあまり降雨に遮られることなく、適 した収穫環境であったこととも関連し、「今年は継続的によい状況が続いており、昨年度より も木々も回復している。」と語っています。
また、収穫量の増加は、前年度までの持続的な投資の反映でもあり、「土壌や木々の健康状態 、農園全体的な改善のため生産者達は十分な投資を行ってきており、この彼らの献身的な行い が高い収穫量や高品質なカーネルへと結びついています。」
「新たに行ってきた作付が実をつけ始めており、今後はより継続的な収穫量をもたらす予定で す。同時に将来的な加工処理を増やすための投資も継続します。」と語っています。
オーストラリア産カーネルの需要は比較的高い状況で、販売と契約により主な収穫分の多くは コミットされています。
バーネットによると、オーストラリア産のマカダミアは主にカーネル市場に焦点をあて、現在 はイノベーション・イニシアチブによるマーケティング戦略を実施しています。 「イノベーション・イニシアチブとは消費者のインサイトに基づき、新たなマカダミア・イノ ベーションのチャンスを作りあげる新たな土台です。」
「2回目のイノベーション・チャレンジの締切はもうすぐですが、マカダミアを含んださまざま な目新しい商品のコンセプトがみられるでしょう。」
まだ早い段階ですが、花や小堅果の状態もよい、と生産者は前向きな2019年度を見込んでいま す。
オーストラリア産マカダミア収穫予測は、10月末時点でオーストラリアン・マカダミア・ハン ドラー協会(AMHA)が工場から実際に受領した量を基に、当協会が発表しているものです。 AMHAはオーストラリア国内の約90%以上のマカダミアを代表しています。
詳しい情報やお問い合わせは
オーストラリア・マカダミア協会 日本代理 望月英子 電話 080-3706-6820