イノベーションにあふれた マカダミア製品トップ18 2018年度版

2018年、世界のマカダミア製品に大きなイノベーションの波が押し寄せ、数多くのカテゴリーで創造性豊かな 商品が生まれました。これらのイノベーションは、マカダミアが食品、飲料、美容などさまざまな分野に適した 材料であることを証明すると同時に、健康志向、プレミアム化、乳製品代替、ローカリゼーションなど、いくつ かの主要トレンドを浮かび上がらせました。

マカダミアの生産が世界的に新しいフェーズに入る中、オーストラリアのマカダミア業界は、マカダミア使用へ のコミットメントを高め、マカダミアを使用した製品を新しく開発しようとしている食品メーカーへのサポートを惜 しみません。

そこで、1年を締めくくるにあたり、今年発見したマカダミア製品のトップ18を発表してみたいと思います。多く の素晴らしい製品が発売されたため、選出するのには大変苦労しました。今年、世界中のメーカーが発売し たマカダミア製品のアイディアをお楽しみ下さい。  

健康志向 

スリー・スクワレル「デイリー・ナッツ・ボトル」(中国) 

中国では毎日ナッツを食べるのがトレンドとなっていますが、大手スナック・ブランドのスリー・スクワレルは、 「デイリー・ナッツ・ボトル」という商品を新発売し、ナッツの新たな食べ方を提案しました。「デイリー・ナッツ・ボ トル」はビタミン剤のようなボトルに1日の摂取量としておすすめの量のミックスナッツが入っており、マカダミ アは7粒入っています。この方法により、ナッツの健康上のメリットを全面に押し出し、マカダミアが入っている ことで他のミックスナッツ製品よりもプレミアム感を出すのに成功しています。外出先での消費にもってこいの パッケージはマルチパックの箱買いも出来るので便利です。

明治「マカダミアふわりほうじ茶」(日本) 

日本で起きているほうじ茶ブームは若い女性を中心に広がっていますが、明治の「マカダミアチョコ」も早速こ のトレンドを取り入れました。「マカダミアふわりほうじ茶」は、香ばしいマカダミアをふんわりと香るほうじ茶とミ ルクチョコレートで包んでいます。日本の若い消費者は美味しいだけでなく、健康に良い商品を求めており、 「我々はマカダミアやほうじ茶といった自然の材料で健康に良いものを使うことによって、このトレンドに応え ている」と明治の代表者は語っています。

プライマル・パントリー「ココナッツ&マカダミア パレオ・バー」(イギリス) 

栄養士によって立ち上げられたブランド、プライマル・パントリーは、人々に健康的なスナックを提供していま す。「ココナッツ&マカダミア・バー」は、たった4種類(マカダミア、ナツメヤシ、ココナッツ、カシューナッツ)の 自然素材しか含まれていません。しかし、マカダミアが入っていることで非常に魅力的な風味を持ち、美味しく 食べられるスナックになっています。

バイトボックス「マク・ダディ」(ドイツ) 

バイトボックスの「マク・ダディ」はシンプルだけど秀逸なスナックで、仕事中にマカダミアを食べることを目的と してパッケージされています。キャッチコピーは、「オフィスの戦士のためのオフィス・サバイバル・フード」。デ スクワーク中に食べるのに最適なヘルシーで便利で特別感のある美味しいスナックで、パッケージも3種類 のサイズが用意されています。

ロカコ「グラスフェッド・コラーゲン・ペパーミント・マカダミア・ブラウニー・ビッツ」(オーストラリア) 

オーストラリアで今注目の新製品は、マカダミアと最近人気のコラーゲンを組み合わせています。「最高級の マカダミアとクリーンな材料のみで作られています」と謳っているこの製品は、外出先でも手軽に食べられるち ょっと贅沢なスナックで、必須脂肪とタンパク質を含んでおり、糖分は低めです。

明治「3時のミルナッツ」(日本) 

「ミルナッツ」は、マカダミア、アーモンド、カシューナッツの3種類のナッツとミルク分を組み合わせた飲料で、 蜂蜜、カカオ、ベリー味の3種類の味が発売されています。発売している明治によると、小まめに間食を摂る ことで食べすぎを防止するという食習慣が注目される一方、ちょっと小腹を満たしたいけれど、健康的なもの を食べたい、というニーズにぴったりな製品で、ブリックタイプなのでいつでもお手軽に飲むことが可能です。

プレミアム化

スターバックス「マカダミア・クッキー・ラテ」(韓国) 

韓国のスターバックスから秋に発売された「マカダミア・クッキー・ラテ」は、甘いラテにマカダミアのクッキーク ラムがトッピングされた飲み物で、最高に贅沢な経験を提供してくれます。ホットでもアイスでも注文できま す。韓国のスターバックスは同時に「紫芋のスイートポテト・ラテ」という紫色のドリンクも販売しており、イノベ ーションに磨きがかかっています。

「マック・バイ・ブルッキーズ」(オーストラリア) 

「マック・バイ・ブルッキーズ」は、マカダミアとワトルシードのリキュールです。今月ケープ・バイロン・ディスティ ラリーから発売になったばかりのこのお酒は、ローストしたマカダミアと、オーストラリア原産のワトルシードな ど、100%天然素材のみを材料としています。味は非常に滑らかで、オン・ザ・ロックはもちろんのこと、ちょっ とひねりを加えてエスプレッソ・マティーニに入れても斬新で美味しくいただけます。

ソルティ・マカダミア・パール(オーストラリア)  

この素晴らしい製品は、オーストラリア産マカダミアを丸ごとローストし、塩とホワイト・チョコレートでコーティン グしています。見た目が非常に艶やかでまるで真珠のよう。味も、甘みと塩味のパーフェクトなバランスを実 現した贅沢な一品です。南オーストラリアの小売店で限定品として販売された商品ですが、こんなに美しいマ カダミア製品は見たことがありません。

クリスピー・クリーム「マカダミア・チョコリング・ドーナツ」(韓国) 

韓国のクリスピー・クリームの新製品「ハイ・カカオ」シリーズの主役としてマカダミアが採用されています。贅 沢にチョコレートでグレイズされたドーナツがマカダミアと合わさり、五つ星の体験をもたらしてくれます。同じ シリーズには「ダブル・ディープ・カカオ」や「マンダリン・ディープ・カカオ」と言ったワンランク上のドーナツが並 びます。

イノアー「カリス・マルチファンクション・ヘアケア」(ブラジル)

マカダミアは、食品だけでなく、ヘアケア製品にも登場しています。ブラジルのメーカー、イノアーが発売したヘ アケア・シリーズ「カリス」にはマカダミア・オイルが使用されています。「カリス」」シリーズは、シャンプー、コン ディショナー、オイルで構成されており、髪に潤いを与え、毛髪の痛みを補修します。また、抗酸化作用と、髪 を柔らかくする効果や保護する効果もあり、独特の香りも魅力です。

ローカリゼーション

ガンソー「クランチー・スノー・ムーンケーキ」(中国) 

月餅はアジアの季節行事である中秋節の象徴ですが、中国の大手ペストリー・ブランド、ガンソーはここ数 年、画期的な月餅を次々と発売しています。ガンソーの人気製品である「クランチー・スノー・ムーンケーキ」 は、アイスクリームを台湾のクレープ生地で包んだ商品です。今年はバニラ、チョコレート、黒糖の3種類の 味が限定ギフトパックとして販売されましたが、アイスクリームにはマカダミアが入っており、食感と贅沢さが アップしています。

ゼブラ「ホワイト・チョコレート・マカダミア・オーガニック・ポップコーン」(アメリカ) 

ポップコーンといえば典型的なアメリカン・スナックですが、マカダミア入りのポップコーンが登場しました。ゼ ブラの「ホワイト・チョコレート・マカダミア・オーガニック・ポップコーン」は「口いっぱいに頬張れば、マカダミア・ ナッツとホワイト・チョコレートの豊かな味が今までにないレベルで広がり、忘れられない体験になるでしょう」 と宣伝しています。

ディーン&デルーカ「マカダミアナッツとホワイトロータスの月餅」(シンガポール)  

プレミアム小売店ディーン&デルーカのシンガポール店でも今年マカダミアを使用したユニークな月餅が発売 されました。マカダミアナッツとホワイトロータスの白餡が入った月餅は、マカダミアのサクサクした食感が良 いアクセントになり、甘すぎることなく、満足感をもたらすと評判です。

安曇野食品「SWEET CAFÉマカダミアナッツ カフェゼリー」(日本) 

日本の安曇野食品は、SWEET CAFÉ というブランド名でカップ入りゼリーを販売しています。日本のゼリー人気 を利用したこのシリーズ商品は、季節に合わせた限定商品も多く発売しており、2018年夏の限定品として 「SWEET CAFÉマカダミアナッツ カフェゼリー」が販売されました。苦味のあるコーヒーゼリーとクリーミーなマ カダミア・ペーストを合わせた商品で、マカダミアのユニークな味と食感がコーヒーゼリーの苦味と絶妙にマッ チしていました。

乳製品代替

トレーダー・ジョー「アーモンド・カシュー&マカダミア」(アメリカ)  

トレーダー・ジョーが販売した飲料、「アーモンド、カシュー&マカダミア」はビーガンや、ラクトースフリー、乳製 品フリー、ソイフリー、グルテンフリーを求める人々に訴求する製品で、「市場で最もクリーミーな夢のようなナ ッツベースの飲料」と言われています。マカダミアが入っていることでこの製品のウリであるクリーミーさがアッ プしており、紅茶やコーヒーに入れたり、シリアルにかけたり、お菓子と一緒におやつの時間に飲むのに最適 な乳製品代替品です。

「ミルカダミア・クリーマーズ」(アメリカ) 

バリスタ向けのマカダミア・ミルクの先駆者となる製品「ミルカダミア・クリーマーズ」がマカダミア・ファッジ、バ ニラ、無糖バニラの3種類の味で登場しました。生のマカダミアとココナッツクリームから作られており、グルテ ンフリーで乳製品フリーなこの製品はパッケージに「カップの中で抱きしめます」と書かれています。コーヒー に風味を加ええるだけでなく、他の飲料やデザートの材料としても使えそうです。

タイン・チーズ「マカダミア・トリュフ」(イギリス) 

ビーガン向けのチーズを専門に作っているタイン・チーズが今年初めに発売したのは開発に数ヶ月かかった というマカダミア・トリュフです。マカダミア独特の風味と食感にホワイト・トリュフ・オイルを組み合わせたこの 製品は「豊かながらも繊細な香りを持つ最高のグルメの逸品」、「食べてみないと分からない素晴らしさ」など と評されています。

イノベーションに関する情報交換をしませんか

2018年のトップ18、いかがでしたか。もし、他にも興味深いマカダミア製品をご存知でしたら是非 メールにて ご一報下さい。私たちも知らない製品があれば、是非知りたいです。  

また、もし貴社が新製品を計画しており、材料にマカダミアを検討しているなら、お役に立ちたいと思います。 オーストラリア・マカダミア協会が独自に行った、マカダミアに関する消費者調査やサプライヤー・リストの提 供が可能です。 オーストラリア・マカダミア協会の望月 までご連絡いただくか、サプライヤー・リストをご覧下さ い。

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マカダミアの原産地であるオーストラリアは、太古の熱帯雨林に基づいた産業が盛ん。約6,000万年前にオーストラリアの土壌で誕生し、現在では約50年の歴史を持つ商業用マカダミア農園は、ニュー・サウス・ウェールズ州とクイーンズランド州を中心に、複数の地域に41,000ヘクタール以上の広さで育成されています。

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