保全、身体によい脂質や消費者トレンド:2022年のトップ5記事

2022年、さまざまな出来事がありました。異常気象や戦争、インフレの進行、新型コロナウイルスにより引き続き強いられた規制など、気が重くなるような出来事がたくさんありました。しかし、海外渡航規制の緩和による人々の再会や、FIFAワールドカップによる盛り上がりなど、明るい話題もありました。 

オーストラリアのマカダミア産業については、ノーザン・リバーズとクイーンズランド州南東部の主要産地で、過去最悪の洪水が発生。大きな損失と被害にもかかわらず、生産者は収穫を続け、最終的に予想を上回る収穫高を記録したことは、喜ばしいことでした。この年は驚くべき復興と回復の年となりました。

このような状況の中、消費者インサイトやプロモーションの最新情報、イノベーションニュース、業界イベントなど、あらゆる記事をお届けしました。

ここでは、2022年のトップ5記事をご紹介します。

#1: 野生マカダミアの保護

マカダミアはオーストラリアが原産地、というのはあまり知られていません。6,000万年前に東海岸の熱帯雨林で誕生、オーストラリアは世界で唯一マカダミアが自生している国なのです。、野生のマカダミアは4種あり、そのすべてが絶滅危惧種に分類されています。これらの野生種に見られる遺伝的多様性を保護することは、マカダミア産業の将来を確保する上で、重要な役割を担っています。マカダミア産業のパイオニアであるイアン・マコナキー氏の野生マカダミアの保護活動は、マカダミア・チェンジ・メイカーズ動画に取り上げています。この動画は、マカダミアの原産地であるオーストラリアについて、マカダミアを保護することが世界の商業産業の将来にとって、とても重要であるかを消費者に伝えるために作成されました。

#2: 2022年 最もエキサイティングなマカダミア・イノベーション製品

年間を通して発掘した、マカダミアを使った新製品を思い返しご紹介するのは、いつも魅力的。2022年もそうでしたパンデミックとそれに関わるあらゆる混乱が製品開発の全般的な減速を招いていますが、市場に投入される新製品の品質は依然として高いままです。マカダミアが製品にもたらすプレミアムな手掛かりと、風味、製品カテゴリー、市場にわたる汎用性を再認識させるものとなっています。2022年の注目製品を紹介しましょう。

#3: 脂質の常識を覆したマカダミア~満腹感と心臓によい成分を求める消費者

植物性タンパク質のおいしい供給源として、マカダミアは現代の消費者の求める食のあり方を考える上で、多くの条件を満たしているといえます。しかし、調査の結果、いままでマカダミアの最大の消費障壁ととらえられていたものが、実は強みの一つである可能性があることが明らかになりました。消費者が脂質を避けるよう勧められたのはそれほど昔のことではありませんが、現在では、ヘルシーな脂質が健康上に利点をもたらすことが知られています。今回の調査では、消費者がこれを明確に理解し、食品の購入を決定する際に積極的に求めるようになったことが明らかになりました。木の実の中で最も多い良い一価不飽和脂肪を含んでおり、企業側とっては、マカダミアの健康への貢献度を見直すよい機会と言えるでしょう。

#4: 帰ってきたSIAL Paris‐環境、健康、楽しみがトレンドの中心に

40万点の食品。25万平方メートル、 26万5千人の来場者。119カ国から7,000の出展社。SIALパリは、2年間の新型コロナウイルスによる中断を経て、先月凱旋を果たし、オーストラリア・マカダミア産業の代表が、国際的な食品メーカーに製品の販売促進のために行動しました。2022年の展示会の包括的なテーマとして、サステイナブルな製品と実践が浮かび上がったそうです。製造業では、特に新しいブランドで、循環型社会の実現に向けた取り組みが進んでいます。しかひ、「楽しさ」が依然として主要なイノベーションのトレンドであり、「楽しさ」で食品購入の意思決定をしています。人々は楽しさ、健康、倫理的生産の三拍子が揃った食品を求めているのです。

#5 : オーストラリアのフードパーソナリティによるマカダミア農園体験

ジャーナリスト、フードライター、料理本の著者として人気のマグダレナ・ローズさんは子供のころからマカダミアが大好き。消費者にマカダミアのメッセージを伝えるため、マグダレナさんを招いて農園でマカダミア体験をしてもらいました。マグダレナさんと組む戦略と、彼女が発見したことをご紹介します。

2023年も更なる記事のお届けを

2023年もこのような記事をお届けしていきたいと思います。取り上げてほしい話題や、マカダミアを使った新商品を発売する場合など、ぜひ教えてください。連先はこちらのリンク先までどうぞ。

 

月間 Eニュースレター

「マカダミア・レビュー」に登録
  • このフォームを送信は、貴様にご連絡させていただくための個人情報収集であることに同意されたとみなします。詳しくは、プライバシーポリシーをご覧ください。 privacy policy

ニュース&レポート

See more news

マカダミア生産地 5つの驚きの事実

マカダミアの原産地であるオーストラリアは、太古の熱帯雨林に基づいた産業が盛ん。約6,000万年前にオーストラリアの土壌で誕生し、現在では約50年の歴史を持つ商業用マカダミア農園は、ニュー・サウス・ウェールズ州とクイーンズランド州を中心に、複数の地域に41,000ヘクタール以上の広さで育成されています。

2024年 オーストラリア産マカダミア収穫予測、天候不順により修正

オーストラリア・マカダミア協会(AMS)は、悪天候を主な要因とし、2024年のマカダミア収穫量予測を修正しました。新たな予想では、水含量3.5%の殻付き生産量50,830トン(水含量10%の殻付き生産量54,500トン)となり、前回の水含量3.5%の殻付き生産量56,000トン(水含量10%の殻付き生産量60,000トン)から減少となります。

SUBSCRIBE TO THE MACADAMIA REVIEW

and be the first to know about the latest news from the Australian macadamia industry.

  • このフォームを送信は、貴様にご連絡させていただくための個人情報収集であることに同意されたとみなします。詳しくは、プライバシーポリシーをご覧ください。 privacy policy