2020年のオーストラリア産マカダミア収穫量は、予測通りの36,500トン(殻付き 3.5%含水量/10%では39,000トン) の見通しである、とオーストラリア・マカダミア協会は発表しました。
ここ数カ月の収穫状況はおおむね良好で、すでに全体の約50%ほどが収穫されています。
当協会CEOのジョリオン・バーネットは、今季の育成中にうけたさまざまな影響にもかかわらず、ナッツの品質は良好と語っています。
「歴史的にも最も暑く、乾燥していた昨年の状況にもかかわらず、全生産地で品質のよいナッツが収穫されているようです。」
収穫段階は各地域で異なりますが、オーストラリア国内で最大の生産地であるバンダーバーグはもっとも早く、約80%がすでに収穫されています。
また、オーストラリアのマカダミア産業における生産・加工業では、新型コロナウイルス対策を行ってきましたが、さほどの影響は受けていないようです。
バーネットによると、「輸出を行っている業界の多くがそうだったように、国際輸送に多少の影響はありましたが、そのほかはほぼ通常通りの業務ができていたようです。」
持続的な新規植え付けへの投資、生産地域の拡大、新種、また革新的なマーケティング・キャンペーンが新たに始まるため、今後も業界は刺激的な時期が続きます。
「新たなキャンペーンは、オーストラリア、米国、中国、日本、韓国、台湾の6市場での消費者調査を含み、製造業にとって今後のどこに大きなチャンスが眠っているかを表すでしょう。」
最新のオーストラリア産マカダミア産業の収穫予測は、5月末時点でオーストラリア・マカダミア・ハンドラー・アソシエーション(AMHA)が集約している情報に基づいています。AMHAはオーストラリア生産の約97.5%を占めています。
次回の収穫情報は8月または9月、および2020年度作の最終収穫値は12月初旬に発表されます。
お問い合わせ:
オーストラリア・マカダミア協会 日本代理 望月英子
電話:080-3706-6820