オーストラリア産マカダミア 干ばつが影響

2020年オーストラリア産マカダミアは干ばつの影響を受け、今期の収穫予測は約36,500トン (3.5%水分含有量/10%水分含有量では39,000トン)にとどまる、とオーストラリア・マカダミ ア協会は発表しました。

収穫量が43,500トン(3.5%水分含有量/10%水分含有量では46,000トン)に減少した2019年に 引き続き、未曽有の乾燥状態が影響した2年目となります。

オーストラリア・マカダミア協会のCEO ジョリオン・バーネット氏によると、マカダミアを育成し ている全地域が影響を受けたとのことです。

「2019年はオーストラリアの観測史上、最も暑く乾燥した年でした。マカダミアの生産量が最も多 いバンダーバーグ地域は観測史上最も乾燥した年となり、生産量第二を誇るノーザンリバー地域の リズモアでも、1903年以来、最も乾燥した年でした。

バンダーバーグ地域の灌漑は若干状況を緩和しましたが、水の利用性にプレッシャーがかかりまし た。灌漑のない地域では、状況を軽減することはできませんでした。」

最近の相当な雨量により、全育成地域での非常に厳しい状況は逃れた、とバーネット氏は付け加え ました。

「この雨量により、目に見えて農園の土壌や木々の健康状態は改善されました。生産者は引き続き 土壌に不可欠である土壌水分に焦点を当てて、土壌管理を改善していきます。」

バーネット氏によると、オーストラリア・マカダミア協会は引き続き、生産性の改善およびイノベ ーティブなグローバル・マーケティングに投資を行っていきます。

「2020年の半ばから、この先2年間に渡る新たなマーケティング・キャンペーンが始まります。新た な顧客向けのキャンペーン、および新たなマーケット調査がマカダミアの更なる機会を広げるでし ょう。」

2020年の収穫がバンダーバーグ地域で始まり、この先数週間で全地域での収穫が開始、8月末または 9月までで続きます。

収穫予測は、AMS及びクイーンズランド州農林水産省より、過去10年間を費やし開発された予測モ デルを参考に算出されたもので、オーストラリア・マカダミアハンドラ―(AMHA)から提供された 過去のデータを参考に予測を行っています。

次回の収穫予測は2020年の5月の予定です。

*「マカダミア収穫予測」プロジェクトは、Hort Innovationによるマカダミア産業の課徴金、 およびオーストラリア政府からの助成金により賄われています。

お問い合わせ:オーストラリア・マカダミア協会

日本代理 望月 英子  080-3706-6820

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