ほうじ茶風味のマカダミアチョコ 健康志向のミレ二アル世代女性の心をつかむ 明治

日本のチョコレート菓子ブランドのアイコンともいわれる 明治 より、季節限定のマカダミ アチョコ商品 「マカダミアチョコレート ふわりほうじ茶」が発売されました。.

ミレ二アル世代の女性をターゲットとしたこの商品には、新たなトレンドとして注目を集めているほうじ茶を使 用。マカダミアとミルクチョコレートと組みわせることでまろやかでコクのある繊細な甘さが感じられる逸品です。

絶妙な組み合わせ

明治の商品開発部門は、やさしさと上品さ、繊細さを持ち合わせたマカダミアとほうじ茶が理想的な組み合わ せであることに注目しました。  

マカダミアはその甘みと香ばしさが引き立つようにローストされ、ほうじ茶の香ばしいかおりがふんわりと香る ミルクチョコレートで包まれています。「ほうじ茶は焙じることで、お茶の渋みがとれやさしい味わいになり、こ の風味がローストされたマカダミアととても相性がよいのです。  

そのため、全体的にやさしさ、上質感がうまく 表現されたチョコレートになっています。」と、担当者は語ります。 

人気の上昇中のほうじ茶

ほうじ茶とは、伝統的な日本の緑茶を焙じ、赤茶色で、香ばしくナッツのような風味になったもので、カフェイン 量も少なく、食後によく飲まれます。  

日本では、近年は抹茶をはじめとする“お茶”の人気が高まり、さまざまな スィーツに使用されています。ほうじ茶も例外ではなく、2017年には、飲料、菓子なども含め約 90ものほうじ茶を使用した新商品 が発売されました。アイスクリームをはじめ、デザート、コーヒー、ご飯、パスタ、または香 水など、そのカテゴリーは驚くほど多岐にわたっていますが、チョコレート菓子分野で、マカダミアとほうじ茶を 組み合わせたのは、明治の商品が初といえるでしょう。  

他国でもほうじ茶は話題を呼んでおり、バンコクの After You Dessert Caféでは、インス映えで有名な“ほうじ 茶かき氷”や、ニューヨークの茶庵ティーハウスでは、ほうじ茶のアイスクリームとゼリーが人気商品。シンガ ポールや 日本のスターバックスではほうじ茶フラペチーノが登場しています。オーストラリアでは、小さなパテ ィスリーでほうじ茶を扱っていますが、主流ではありません。

健康志向と嗜好性追求

現在のチョコレート菓子市場革新のためのキードライバーは、健康志向の訴求、および本質的な嗜好性の追 求の二つであると明治は考えます。「日本の消費者は、健康志向が高まるにつれて、それに訴えかけてくれ る商品を望んでいます。カカオポリフェノール、乳酸菌、難消化性デキストリンなどが使用されているものは最 近注目されています。」  

「また、特定の原産地から供給された信頼のおける原料など、本質的な嗜好性を求められています。」 

ほうじ茶を使用した商品は「健康イメージがある」と消費者には受けとられるため、通常のマカダミアチョコレ ートをより幅広い層の方たち、特に若い女性市場に広げられればと考えています。  

担当者の方は、 「若い人達が、もっとマカダミアナッツを食べほしいですね。」と語っています。 

「現行商品の顧客は約40-50歳の方が多いのは、昔から変わらないおいしさを維持し続けているためです。 若い人達は、健康イメージがある原料とミルクまたはホワイトチョコレートの組み合せを好みます。彼らはやさ しく、癒しを与えてくれる商品を求めており、そこでこのマカダミアチョコほうじ茶風味を創りあげたのです。」 

明治によると、きなこ、玄米、五穀など健康感のある素材と組み合わせたチョコレート菓子は日本では成功し ており、その理由は、おいしいだけでなく、かつ健康という商品を好み、希望している若い層のおかげです。  

「ほうじ茶、マカダミアなどの天然素材は健康感のある素材と知られており、このトレンドにぴったりです。」と、 明治の担当者は語ります。 

明治からの話は 最新の世界市場飲食料品トレンド調査 にも裏付けられています。飲食料品を購入する動機 となる主な二つのマクロトレンドは、「健康管理」および「高い透明性」です。アジア圏および西洋の消費者に とって、健康とはとても重要であり、常に健康でいられるためにどうしたらよいか、を探し求めています。また、 原料だけでなく、供給元、生産過程、手法、サステイナビリティにおいても高い透明性を求めています。  

マカダミアはどちらにおいても条件を満たしており、明治の新たな商品の発売はこれを具現化したものといえ るでしょう。6月に期間限定商品として発売され、秋ごろまでの販売予定。販売から数週間のうちに、マカダミ アとほうじ茶の組みあわせは、ターゲットであるミレ二アル世代の女性の心をしっかりとつかんでいるようです。 日本で愛されているチョコレート菓子ブランドの新たな幕開けです。  

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マカダミアの原産地であるオーストラリアは、太古の熱帯雨林に基づいた産業が盛ん。約6,000万年前にオーストラリアの土壌で誕生し、現在では約50年の歴史を持つ商業用マカダミア農園は、ニュー・サウス・ウェールズ州とクイーンズランド州を中心に、複数の地域に41,000ヘクタール以上の広さで育成されています。

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