2018年におけるカーネルの世界需要と販売は力強く成長
供給
2018年の世界のマカダミア収穫量は224,000トン(殻付、水分含有量3.5%)で、2017年から20%増加しまし た。
2019年の予想は約2%~5%と、より緩やかな増加を見込んでいます。 中国が最大の増加をもたらすと予想 され、全体で4番目に大きな生産国になります。 南アフリカでは3.5%増加が見込まれており、これは主に新 しい苗が収穫を迎えることによってもたらされます。
The 2019 Australian macadamia crop is forecast to reach 49,900 tonnes (in-shell at 3.5% moisture), a slight increase on 2018’s record crop of 49,300 tonnes (in-shell at 3.5% moisture).
需要
主要市場のカーネル需要は2018年も引き続き増加し、前年比で2,600トン(12%)以上増加し、24,000トンを 超えました。
最大の増加があったのは米国で、前年比で1,000トン増加、合計約10,000トンを消費しました。 二番目に大 きい輸入地域はヨーロッパで、ほぼ6,400トンを消費、次点のオーストラリアの消費量は3,999トンでした。
オーストラリア産 販売
オーストラリア産カーネルの売上は20%増加しました。 オーストラリアの国内市場への販売は、前年比25% 増の約4,000トンという大きな数字を達成しました。 アジア向けの販売は4,300トン(39%増)で、ヨーロッパ向 けの販売は1,600トン(38%増)でした。 アジアとオーストラリア向けの販売量を合わせると、オーストラリア産 の全カーネル販売の70%強を占めています。
オーストラリア産殻付マカダミアの販売は24%減少しました。この理由として、中国と南アフリカの殻付マカダ ミアの生産量増加に伴い、オーストラリアはカーネル市場をターゲットにしたことと、それによってカーネル販 売が増加したことがあげられます。
マーケティング
オーストラリアのマカダミア業界は、引き続き2019年もカーネルの需要拡大に注力しマーケティング活動を行 なっていきます。今月初めに アイスクリーム・カテゴリーに 関する新しい消費者調査結果が発表されましたが、 今後も各種カテゴリーに特化した調査を継続していきます。また、第二回マカダミア・イノベーション・チャレン ジの結果が数週間以内に発表されます。
これらの活動はマカダミア業界が取り組んでいるイノベーション・イニシアチブの一環で、継続的なイノベーショ ン育成のために環境を整備し、マカダミアを使用した製品開発を望んでいる食品メーカーとの間にさらなるサ ポート体制とパートナーシップを築くことが目的です。
今後も当協会の活動にご注目ください。