オーストラリア産マカダミア・カーネルの世界販売は好調
供給
2019年の世界全体でのマカダミア生産量の伸びは限定的にとどまるだろうと引き続き予想されています。当 初は全体で最大5%の緩やかな増加が見込まれていましたが、いくつかの地域における悪天候が生産に影 響を与えるとの報告が上がってきています。より確実な見通しは今後数カ月以内にお届けできるでしょう。
The initial 2019 Australian macadamia crop forecast of 49,900 tonnes (in-shell at 3.5% moisture) may be affected by the long wet weather period currently being experienced. The extended dry period over summer may also impact yields.
需要
主要市場におけるマカダミア・カーネルの需要は2019年3月までの12か月間に増加し、輸入量(及びオー ストラリアの国内販売量)は前年比約5,000トンまたは20%増加し、全体で26,000トンを超えました。
需要増の大部分を占めたのが米国とヨーロッパでの輸入で3,800トン増加し、それぞれ21%と36%の力強 い成長を示しました。オーストラリア国内の販売と日本への販売量増加が残りの1,000トンを占め、それぞれ 14%と24%の増加でした。
オーストラリア産 販売
オーストラリア産カーネル売上高は2019年3月までの12ヶ月間で29%または2,750トンと大幅に増加しま した。
国内市場への販売は12ヶ月間で4000トンのラインを初めて超え、その前の12ヶ月間よりも500トン増加し ました。 米国と日本へのカーネルの販売は37%増加し、アジア全体への売上高も堅調で1,200トンの増加が ありました。
ヨーロッパへの販売は2019年3月までの12ヵ月間で600トン増加し、ドイツ以外の市場での需要も目立っ てきており、2015年の40%に対し現在は約60%を占めています。
カーネルの販売へのマーケティング集中により、オーストラリアの殻付きマカダミアの販売は過去12ヶ月間で 3,300トン減少しました。