クイーンズランド州農業水産省が開発した気候を基盤とした科学的モデルの予測によると、2023年のオーストラリア産マカダミアの収穫量は、水分3.5%の殻付きで60,000トン(水分10%の殻付きで64,400トン)に達すると予測されています*。
これは、昨年の収穫量である水分3.5%の殻付き52,974トン(水分10%の殻付き56,800トン)から増加しています。
オーストラリア・マカダミア協会のクレア・ハミルトン=ベイトCEOは、「予測には地域差があり、バンダバーグ地区では多数の新規植林が実り、増加が続いている一方、ノーザンリバーズの生産量は洪水前の例年と同じです」
「しかしながら、まだ始まったばかりであり、開花時の天候の変化が各地域の収穫量に与える影響など、2023年産については不確実といえます」とハミルトンベイトは述べています。
「また、2023年のオーストラリア産マカダミアの収穫は、生産者や業界全体に対する現在の経済的圧力による影響を受けると思われれます。」
このモデルベースの予測は初期段階であり、今後数ヶ月の収穫の進行に伴い、さらに精度を上げていく予定です。
シーズン半ばの収穫報告は、2023年5月から6月にかけて行われる予定です。
*「マカダミア作物予測」プロジェクトは、マカダミア産業賦課金とオーストラリア政府からの資金を利用し、Hort Innovationが実施したものです。
詳しい情報については:
オーストラリア・マカダミア協会 ジャパン・トレード・レプレゼンタティブ 望月英子