クイーンズランド州農業水産省*が開発した科学的モデルを用いた公的調査に基づく予測によると、2021年のオーストラリア産マカダミアの収穫量は、殻付き50,770トン3.5%含水量、(殻付き54,440トン、10%含水量)に達する見込みです。
オーストラリア・マカダミア協会のCEOジョリオン・バーネット氏によると、今シーズンの 生育状況は昨年よりも良好であるとのことですが、地域により多少の違いがあるようです。
「一部の農園では、乾燥した気候の影響を受けているところもありますが、他は順調に推移しています。」
「ノーザン・リバーズなどの規模の大きい栽培地域では、シーズン中に適切な降雨がありました。また、ほとんどの地域ではナッツのサイズは大きくなっていますが、殻が厚いためカーネルの回収量が減る可能性があります。」
バーネット氏によると、最大の生産地であるバンダバーグでは、2020年と比較すると、一部の品種で実の付きが悪くなっています。
「これは、バンダバーグとその周辺地域で生産される若木によって相殺されるでしょう。」
今回の数値は、モデルに基づいた初期予測であり、収穫の始まる今後数週間から数ヶ月の間に、数値はさらに調整されます。
今季半ばの収穫予測は2021年5月または6月に発表予定です。
*プロジェクト「マカダミア収穫量予測」はマカダミア産業税とオーストラリア政府の資金をもとに、Hort Innovationが資金提供しています。