マカダミアを使ったイノベーションを考えるべき10の理由

あらゆる食べ物とマッチする理想のナッツ、それがマカダミアです。その多彩な味と風味は他の材料を引き 立て、独特の滑らかでサクサクした感触により、マカダミア入りのあらゆる食品の体感が高まります。

マカダミアを使用したことで成功したイノベーション製品の事例は世界中に数多くあります(ハーゲンダッツ や明治を思い出して下さい)。しかし、供給が安定しないことからメーカーによっては原料の確保を不安視 してマカダミアの使用を遠ざけていたようです。  

しかし、状況は変化しているようです。 

マカダミアの生産高が上昇 

今後5年間で、現行の原産地の生産が増加し、また世界中で新しく植え付けが行われたマカダミアの木が 収穫の時期を迎えることから、マカダミアの供給量は大幅に増え、原材料として安定した使用が可能にな ることが見込まれています。 

今後5〜10年間で世界の生産量は2倍または3倍になると予測されているため、食品メーカーは自信を 持って新製品開発計画にマカダミアを検討することができるようになります。 

消費者インサイトに支えられる需要 

食品メーカーが供給について自信を持つことは重要ですが、消費者がマカダミア製品をより多く購入した いと思っているか、の証拠を見つけることも同じくらい重要です。  

過去5年間、オーストラリア・マカダミア協会は、マカダミア消費に対する消費者の態度や行動を明らかに するため、定期的な消費者調査を実施してきました。オーストラリア、ドイツ、日本、中国、韓国、台湾を含 む複数の市場で実施されたこれらの調査は、消費者がマカダミアのどんなところが好きなのか、また製品 の市場チャンスはどこにあるのかという問いに対して優れた基準を示しています。  

さらに、当協会は世界中のフェイスブックで217,000人以上のファンに支持されています。築き上げたこれ らのコミュニティは情報の宝庫であり、定期的にフェイスブックのデータを分析し、新しい洞察を得ています。 

製品開発担当者たちにとって、これら調査や分析から得られた広範な消費者インサイトは、今後マカダミア を使用した製品を真剣に考えるべき理由を提供してくれます。  

マカダミアを使ったイノベーションを考えるべき理由トップ10 

1. 消費者はマカダミアにポジティブな感情をもっている 

マカダミアは世界中の消費者に愛されており、彼らはその感情を表すことを恐れていません。SNSで展開さ れるマカダミアに関するコミュニティの会話には頻繁に「LOVE」という単語と、愛、キス、幸福を意味する絵 文字が使用されています。

メーカーの機会:既に多くの消費者に愛されている材料を使うことで製品とブランドの魅力を増やすことが 出来ます。

2. マカダミアは多様多彩で、消費者が言葉に詰まることはありません 

マカダミアのファンは多彩な言葉でマカダミアを表現します。例えば、美味しい、クリーミー、カリカリ、風味 豊か、バターのような、健康的、活力が出る、うまい、こくがある、ベルベットのような、栄養価が高い、ナチ ュラル、プレミアム、滑らか、満足感が高い、などの単語が見られます。

メーカーの機会:マカダミアを使うことによって、豊かで立体的な感覚体験を提供できます。

3. マカダミアは特別な瞬間を作ります 

リラックスするためであれ、エネルギーチャージのためであれ、消費者はマカダミアを食べる瞬間を贅沢で 大切なひとときだと感じているようです。それは一人の時でも大切な人と過ごしている時でも同じです。

メーカーの機会:マカダミアを使用した製品は、特別で大切な時間に味わうものとして位置付けできる可能 性があります。

4. マカダミアはナッツの王様(または女王)です 

マカダミアは、生まれながらに高級で贅沢でユニークなナッツと見なされており、非常に豊かで濃密でうっ とりするような経験をもたらします。このプレミアム感と高い価値によって、ギフトとして贈るのにふさわしい ナッツとして捉えられています。マカダミアは毎日食すためだけのものではなく、優れたこだわりとステータ スの感覚と結びつけています。

メーカーの機会:マカダミアのプレミアムなステータスは、製品に対する消費者の認識にプラスの影響を与 える可能性があります。

5. マカダミアは単なる食品ではありません 

マカダミアはスーパーフードと呼ばれても良いほどのポテンシャルを持っており、消費者から健康、喜び、 贅沢の源泉と見なされています。

メーカーの機会:マカダミアを使用することにより、製品にスーパーフードとしてのステータスを与えたり、健 康に良いという合図を送ることが出来ます。

6. マカダミアは付加価値を生みます 

消費者はマカダミアには他よりも多くの金額を払う準備ができており、マカダミアを含む製品は高価なもの だとあらかじめ予想しています。これは、消費者がマカダミアをプレミアムで特別な製品だと思っていること を裏付けします。マカダミアと一緒に使われる製品も瞬時にアップグレードされプレミアムな魅力が加わり、 購入の行動や決定に影響を与える可能性があります。

メーカーの機会:マカダミアは製品価値を高め、消費者の購買決定を促すことが出来ます。

7. 消費者はマカダミアに多くの可能性を見出しています 

マカダミアは非常に用途が広いと考えられており、多くの異なるカテゴリーに登場することが期待されてい ます。使用を制限するような問題は何もありません。

メーカーの機会:マカダミアはありとあらゆる食品カテゴリーで使用できます。

8. マカダミアは産まれながらの英雄です 

マカダミアは消費者に多くのワクワク感を与え、忠誠心を生み出しています。よってマカダミアを含む製品 の魅力を高めます。

メーカーの機会: 消費者は、マカダミアを使用した製品を手にとって食べたいと思わせます。

9. オーストラリアの良いイメージを活用できます 

オーストラリアの食品はヘルシーで信頼できるというポジティブなイメージがあります。オーストラリア原産 という事実は、マカダミアのプレミアム感、特別感をさらに高めることに利用できます。

メーカーの機会:オーストラリア産のマカダミアを選ぶことによって、品質が優れているだけでなく、オースト ラリアのクリーンでグリーンな栽培環境のイメージを製品に投影することが出来ます。

10. マカダミアは2000年代生まれの消費者のニーズに合致 

2000年代生まれ、すなわちミレニアム世代の購買力はこれまで以上に大きくなっています。彼らは健康上 の利益をもたらしてくれる製品を求めています。マカダミアなら下記のような健康メッセージを発信すること が可能です。

  • 脳に良い食品(ブレイン・フード):精神的スタミナと集中力が得られます 
  • タンパク質:健康に欠かせないものです 
  • 私に合った食品:親世代にとって魅力のあるメッセージではなく、若い子にアピールする健康メッセージの提供 

メーカーの機会:もし御社のブランドや製品が2000年代生まれの消費者をターゲットにしている場合、マカ ダミアを使うことにより魅力的なメッセージを発信することが出来ます。

消費者インサイト出典: 

オーストラリア消費者プロファイル調査, 2014年, GALKAL ドイツ消費者調査, 2014年, GALKAL 中国消費者調査, 2013年, HAVAS Worldwide ナッツの使用と態度における基本調査, 2011年3月, EURO RSCG Field Force, Taiwan 韓国消費者ベンチマーク調査, 2016年, HAVAS Worldwide / Acorn Marketing & Research Consultants (HK) Limited, Korea Branch 日本の消費者ベンチマーク調査, 2016年, HAVAS Worldwide Tokyo ミレニアムのナッツ消費に対する態度, 2016年, Colmar Brunton オーストラリア・マカダミア協会フェイスブックページ, オーストラリア, ドイツ, 日本, 韓国, 台湾

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